業種:不動産開発・分譲業、不動産賃貸業
売上規模:53億円(2社合算)
従業員数:70名
MBOにおける株価算定、金融機関融資のため、財務デューデリジェンスを行うこととなった。
ファンドは株主、地域金融機関は債権者として、対象会社を管理していくこととなるが、依頼者は、財務デューデリジェンスの主目的である株価算定目的のみならず、対象会社の実態を把握し、改善点を含めた情報の入手が可能となった。
業種:飲食業
売上規模:20億円
従業員数:70名
会社は長期間にわたり粉飾決算を継続していたが、資金繰りに行き詰まりメイン金融機関に事実を報告。
金融機関の要請で実態を把握するため、財務デューデリジェンスを行うこととなった。
債務超過額は想定よりも大きかったため、自力再生は困難と判断、スポンサーへの事業譲渡を実施し事業の継続と従業員の雇用確保を図った。
金融機関もスポンサーからの事業譲渡代金で一定の弁済を受け、破産した場合よりも多くの回収を図ることができた。
業種:通信機器等の製造・販売
売上規模:62億円
従業員数:86名
対象会社の財務内容に不信を抱いた金融機関が財務内容の調査を求めた。
対象会社は円滑な金融取引を行うために財務調査を行うこととなった。
過去の不正経理が判明したが、取引金融機関に対し実態純資産を明らかにしたうえで、引き続き金融取引が継続されている。
業種:飲食業
売上規模:2億円
従業員数(アルバイト含む):20名
ファンドの投資実行にあたり、財務デューデリジェンスを行った。
ファンドは株主として、対象会社を管理していくこととなるが、依頼者は、財務デューデリジェンスの主目的である株価算定目的のみならず、PMIにおける店舗別損益管理、月次決算のスムーズな導入が可能となった。
業種:小売業
売上規模:4億円
従業員数:10名
粉飾決算が明らかになり、取引金融機関からの要請に応じ、棚卸資産の実在性の検証、資金繰りの検証を行うこととなった。
棚卸資産の実在性、当面の資金繰りの検証が行えたことで、更なる実態解明における時間的猶予について、取引金融機関から理解が得られた。
その後、詳細なデューデリジェンスを実施・報告し、対象会社の体制面を整えたうえで、事業計画の作成を行い、取引金融機関の合意を得た。
業種:飲料販売
売上規模:70億円
従業員数:220名
M&Aにおける対象会社調査のため、財務デューデリジェンスを行うこととなった。
新型コロナウィルス感染症により対象会社の業績は急激に悪化しており、調査結果が債務超過となったため、M&Aはブレイクすることとなった。
新型コロナウィルス感染症の影響により基準日以降の対象会社の業績は急激に悪化しており、調査結果は想定を超える債務超過となったため、M&Aはブレイクすることとなった。
買い手(クライアント)は想定を超える債務超過の対象会社を買収することを避けることができた。
業種:建築工事業
売上規模:10億円
従業員数:22名
M&Aにおける対象会社調査のため、財務デューデリジェンスを行うこととなった。
調査結果は債務超過となったが、買収条件を調整することでM&Aは実行された。
M&A仲介会社から提示を受けたIM(インフォメーション・メモランダム)には記載のなかった財務上の問題点(資産及び収益の過大計上)が発見され、買収条件の見直しが行われた。
結果としては買収条件を調整することでM&Aは実行された。
業種:機械製造業
売上規模:9億円
従業員数:36名
M&Aにおける対象会社調査のため、財務デューデリジェンスを行うこととなった。
調査結果は想定以上の債務超過となり、当事者間において買収条件調整の合意ができなかったため、M&Aはブレイクすることとなった。
M&A仲介会社から提示を受けたIM(インフォメーション・メモランダム)には記載のなかった財務上の問題点(海外子会社への投融資の評価及び主要取引先との製品保証契約にかかる潜在的債務)が発見された。
その結果、当事者間において買収条件の見直し交渉が行われたが、最終的に買収条件調整の合意に至らずM&Aはブレイクすることとなった。
買い手(クライアント)は想定を超える債務超過かつ潜在的債務を抱える対象会社を買収することを避けることができた。